Vol.14「北海道・日高牧場の冬」
おいしさと環境を未来へ。
日高牧場が取り組む、
自然循環。

SNOWSのお菓子の要ともいえる、自社直営の放牧酪農場の牛たちから搾られる冬の濃い牛乳。この牧場で大切にしているのは、牛たちにできるだけストレスを与えない環境で育てること。そして、自然循環です。自然循環とはどのようなものなのか。雪が積もる今の時期、牛たちはどのように過ごしているのか。その秘密を探るべく、私たちは冬の日高牧場を訪ねました。
夏の放牧酪農場の様子はこちら>Vol.3「北海道・日高牧場の夏」
一年を通じた放牧は、
ストレスが少なく、体もより健康に。
北海道・日高町の豊郷エリアは、冬は雪が少なくて晴れることが多い地域。しかし、今年は少し状況が違うようです。「去年は積雪が少なかったけれど、今年は割と多いですね」と話してくれたのは、以前もお話を聞かせてくれた牧場長の工藤さん。そんな中でも日高牧場では毎日、牛の放牧を続けています。「よほどの吹雪じゃない限り、9時から16時くらいまで放牧しています。一年を通じて生活リズムを変えないほうが、牛のストレスも少ないんです」。また、冬に放牧することは牛の体にもメリットがあるそう。「太陽の光を浴びることで、ビタミンの生成につながります。運動にもなるので代謝が良くなる上、お産も楽になるし、産後の牛乳の出も良くなります」。
また、冬の雪は土にもメリットが。「雪には毛布の役割があります。雪がないと土壌が深く凍ってしまい、春先の草の伸びが悪くなるんです。雪が多すぎると、とけるのが遅くなる。だから、このエリアの雪の量は土にとってもちょうどいいんです」。


栄養分を循環させる。
従来の取り組みと新たな取り組み。
日高牧場が以前から大切にしている、牧場内の「自然循環」。健康な草を食べた牛が出す糞尿を、微生物が土の中で栄養分に変える。その土を牛が歩いて刺激することで、いい草が生え、それをまた牛が食べる。近年では、それにプラスした取り組みも行っています。「牛舎から出るフンを1年近く置いて発酵させ、敷地内にある牧草地に戻す。それが土の栄養となるんです。土の状態が良いと、牧草の栄養価も高まり、それを食べる牛の健康にもつながります」と、工藤さんは熱く語ります。「循環することで環境への負荷も減らせます」。この「循環」の取り組みは自社の養鶏場でも行われています。牛同様、ストレスの少ない環境で育てられているニワトリたち。飼料の一部としてスノーサンドなどの菓⼦くずを加えることで、⾵味豊かでコクのある卵を産み出してくれます。また、鶏舎からでるフンは、堆肥にして放牧酪農場にまくことで、土と草を良くしてくれます。これが酪農場と養鶏場で大切にしている、無駄のない循環の取り組みです。


環境を守りながら、
良い原材料をつくる。
「やっぱり基本は土づくり。良い土が良い草や育て、それを牛が食べて健康になる。この姿勢は変わりません」。冬は寒いため皮下脂肪を蓄えます。健康な牛たちが生み出す牛乳は、SNOWSのお菓子づくりにもつながります。「夏は青草を食べるのでさっぱりとした味わい。冬は乳酸発酵させた牧草の割合が増えるので脂脂肪分が高く濃い味わい。エサの違いは牛乳の色の濃さにも表れます。エサの品質の安定は、牛乳の成分の安定。これはお菓子のおいしさはもちろん、バターや生クリームといった原材料の良さにもつながります」。環境を守りながら、おいしさを未来へつなげる。工藤さんとSNOWSの挑戦は、これからも続きます。



左:一般的な牛乳 右:冬の放牧牛乳
※撮影・取材 2026年2月
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