Vol.7「北海道の冬」

北海道の冬がやってきました。
冬と聞けば、その静寂や澄んだ空気、そして心が温まる瞬間が思い浮かびます。
 

冬にしか見られない景色や感じられない感覚が
北海道の暮らしの中にはたくさん溢れています。
 

最も早く冬の訪れを知らせるのは、雪ではなく“香り”です。
朝、玄関を出た瞬間、ひんやりした空気のなかに冬の香りが漂うのです。
 

言葉では表現できないその感覚は、
北国で暮らす人たちが生まれながらに持つ感覚なのかもしれません。
 

まだ外が暗いなか光る車のヘッドライトと雪かきのスコップの音は、前夜に雪が積もった合図。明るくなると、雪の上を颯爽と走っていく子どもたちの姿。
冬の朝は少し騒がしくも、真っ白の世界に心躍るひとときなのです。
 

 

 

−10℃以下のよく晴れた日には、空中にきらきらと小さな結晶が光る「ダイヤモンドダスト」と呼ばれる現象が現れます。
結晶が太陽に照らされ静かに舞う様子は幻想的で美しく、ここで暮らしていることの意味を感じます。
 

 
長い冬を乗り越える北国の家は、二重玄関に二重窓、ストーブ、床暖房など、格別に暖かくなる造りで、
どのくらい暖かいかと聞かれれば、ストーブの前で半袖になってアイスクリームを食べていたと話します。
そのためか、冬のアイスクリームの消費量第一位は北海道だと聞きます。
 

 

 
また、近所に行くのにソリに乗せられて運ばれていく子どもたち。
魔法瓶に入れた温かい飲み物で一息つく昼休み。
雪の中に埋めて冷やす缶ビールなど、
誰に何を教わったわけでもなく、冬の楽しみ方を知っているのです。

 

 

 
SNOWSは、そんな冬と一緒に訪れるお菓子です。
北海道の美しい冬の記憶を閉じ込め、素材とおいしさにこだわりました。
この時期にしか出会えない冬の景色とともに、
寄り添える存在でありたいと思っています。